体重は最大で17ストーン(約108キロ)まで増えてしまったそうだ。
「太ったことが恥ずかしくて人付き合いができなくなり、精神的にダメージを受けていました。私はいつも自分に自信を持っていたのですが、体重が増えたことで無力感でいっぱいになり、その自信が偽りのように感じてしまって…。体が大きくなると、もうそれ以上食べるなってよく言われるんですよ。薬物やアルコールに依存している人は病気だと認識されているのに、食べ物に依存する人は太っていて貪欲なだけだと思われているんですよね。意志がないだけで解決することができるはずだと。でも実際はそうじゃないんです。」
そう語ったロージーさんがダイエットを決意したのはパンデミック中のことだ。40歳を目前にして「惨めな気持ちで毎日を過ごすのではなく、健康を取り戻したい」と思ったそうだ。そして2750ポンド(約440万円)をかけてトルコでスリーブ状胃切除手術を受けることにしたという。
それからわずか1年ほどで約44キロの減量に成功し、現在は63.5キロになり生活が一変したというロージーさん。そんな彼女の新しいライフスタイルを象徴するのが、最近行ったマクドナルドでの出来事だった。
「先日ニューカッスルに行った時にマクドナルドの商品を食べたんです。正直言って全然美味しくありませんでした。それにチキンナゲット3つとフライドポテト6本を食べたらお腹がいっぱいになっちゃって。前は全メニューを食べていたのに…これは大きな変化です。」
また減量に成功したことで前向きな生活を送れるようになったロージーさんは、インスタグラムで自らの経験をこのように述べている。
「今はとても気分がよく、精神的にも楽になりました。そんな私の姿を見て、娘も本当に喜んでくれています。娘は私にとっていちばん大きな存在なのです。今になってあの頃の写真を見ると、どうしてあんなに大きくなってしまったのか自分でも不思議に思うほどです。手術は魔法の杖ではありませんが、食べ過ぎを防いでくれます。手術によってスリムになっただけでなく、痛みからも解放され、睡眠時無呼吸症候群も改善しました。太りすぎで不健康だった時はとても不幸でした。私は自分と同じ思いをしている人を励まし、助けになれたらいいなと思っています。」
画像は『The Daily Star 2022年3月29日付「Mum who secretly scoffed McDonald’s is unrecognisable after weight loss transformation」(Image: sleeved_by_drtuna_2021/Instagram)』『Rosie Hill 2022年4月4日付Instagram』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 上川華子)