心臓発作を起こした飼い主を1匹の犬が救ったというニュースがイギリスから届いた。犬は心停止した飼い主の胸の上に乗り、飛び跳ねて心肺蘇生を行ったという。飼い主は5週間入院したのち無事退院したが、医師からは「犬による救助がなければ命を落としていたかも知れない」と告げられたそうだ。そんな英雄犬はこのほど、イギリスにある世界最古の畜犬団体が主催する「The Kennel Club Hero Dog Award」の救助犬ヒーロー部門にノミネートされたそうだ。『The Daily Star』『The Mirror』などが伝えた。
英ランカシャー州リーランドで暮らすロレッタ・ホワイトリーさん(Loretta Whiteley、56)と夫のレイさん(Ray、55)は今から5年ほど前、生後12週の子犬が前足と口をテープで縛られた状態で埋められているところを発見した。夫妻はその子犬を“チューイ(Chewie)”と名付け、家族として迎えることにした。
それから1年が過ぎたある日、レイさんは自宅で心臓発作を起こした。その時、心肺蘇生法を施して命を救ったのがチューイだったという。
“シーバ(Sheba)”、“メッシ(Messi)”という2頭の救助犬を飼っていた夫妻は、正式なサポート犬ではないチューイにも芸のひとつとして心肺蘇生法を教えていたそうだ。
ロレッタさんは当時の様子を、