人間だけでなく犬や猫も病気や手術の際に輸血が必要なケースがあるが、動物のための血液バンク制度はない。危機に瀕している動物たちを助けたい―その思いから愛する2匹のペットを定期的に献血に連れて行くカップルがいる。『Metro』『The Mirror』などが伝えた。
英ハートフォードシャー州ポッターズバー在住で大学の看護講師であるマンディー・パネルさん(Mandie Pannell、35)とパートナーのトーマス・ミルズさん(Thomas Mills、36)は、愛猫“ウィーズリー(Weasley)”と愛犬“スポック(Spock)”を定期的に献血に連れて行くという。これまでに5歳のウィーズリーは10回、6歳のスポックは5回の献血に協力している。
マンディーさんはベテランの献血ドナーであるウィーズリーをとても誇りに思っており、このほど動物の保険会社であるペットプラン社主催の「ペットプラン・ペット・アワード(Petplan Pet Awards)」の「ヒーロー・ペット・オブ・ザ・イヤー部門(Hero Pet of the Year category)」に応募したところ、見事決勝に進出したという。
この賞に応募した理由について、マンディーさんはこう語っている。
「ウィーズリーはとても協力的で、献血を怖がっている犬や猫を助けてくれます。私は動物の献血がもっと広まればいいと思って、ウィーズリーをペットプラン社主催の賞に応募しました。動物の、特に猫がドナーになれることはあまり知られていませんから。ここはイギリス、動物を愛する国です。誰かが飼っている動物をお互いに助けることができるのは、とても嬉しいことです。」
マンディーさんはすでにスポックを飼っていたが、