今から約2年前のこと、赤ちゃんを死産で亡くした母猫を慰めようと飼い主は子猫のぬいぐるみを作った。すると母猫は、それをまるで我が子のように可愛がり肌身離さず持ち歩いた。切なくも温まるニュースを『GeoBeats Animals』などが伝えた。
TikTokerのイザベルさんが猫の“ヘイゼル(Hazel)”を飼い始めたのは今から約5年半前のことだった。ヘイゼルは生まれたばかりのきょうだいの中で最後まで飼い主が決まらず、イザベルさんは「どうかこの猫をもらって欲しい」と頼まれて引き取ったという。
イザベルさんは「ヘイゼルはきょうだい猫のなかで一番体が小さく、尻尾がなかったの。それで誰も興味を示さなかったのでしょうね。でも私はそんなユニークなヘイゼルを“バニー(うさぎ)”と呼んで可愛がったわ」と明かし、このように続けた。
「我が家にやってきたヘイゼルは最初こそ弱々しかったけど、すぐに家族みんなのアイドルになったの。ヘイゼル自身も『自分が注目されている』ということをよく分かっていて、どんどんやんちゃになっていったわ。」
「そんなある日のこと、避妊手術を予定していたヘイゼルが妊娠していることが分かってね。私たち家族は『とりあえず様子を見よう』ということになって、赤ちゃんの誕生を楽しみにしていたの。ところが赤ちゃんは死産だったのよ。」
「赤ちゃんは十分成長していたはずで、今となっては妊娠後期に何かあったのかは分からないけど、赤ちゃんを亡くしたヘイゼルはすっかり元気をなくしてしまって。夜通し鳴き続ける日が続いたの。」
そんなヘイゼルの悲しむ姿を見ていることができず、