人によってお気に入りのタオルやブランケットがあるように、ゴールデン・レトリバーの“バーリー(Barley)”が片時も離さないのは、ぬいぐるみの“フラッフィー(Fluffy)”だ。母のもとを離れた時からずっと一緒だったフラッフィーは、バーリーの不安な心や緊張を解きほぐしてくれるのだろう。1年半前はフラッフィーよりも小さな身体のバーリーだったが、今ではどこへ行くにも口にくわえて移動する。そしてこのバーリーの様子は飼い主がInstagramに投稿しており、多くの人をほっこりさせているようだ。
オランダ、アムステルダム在住のジータ・バトラーさん(31歳)とパートナーのマークさん(32歳)は、産まれたばかりのバーリーを自宅に迎え入れる1週間前に家具量販店のイケア(IKEA)に出向き、ぬいぐるみのフラッフィーを購入した。母親やきょうだいたちと離れて暮らすことになるバーリーが、少しでも安心できるようにと思いやってのことだった。
バーリーを一目見た時から「この子とずっと一緒にいたい」と思ったというジータさんは、1歳半になる愛犬について『Inside Edition』や『Good Morning America』のインタビューで次のように述べている。
「ちょっぴりグウタラなバーリーですが誰かに構ってもらうのが大好きな犬で、ソファーの上でフラッフィーや私たちと一緒にくつろぐことをとても心地よく感じているようです。そして何よりも、ビーチや森の中を走り回りちょっとした探検をするのを楽しみにしているんですよ。」
「バーリーは自分とそっくりなフラッフィーを片時も離すことはありません。もちろん犬ですから、これまでにたくさんのぬいぐるみを容赦なく扱ってきたのも事実です。でもフラッフィーだけには優しいのです。レトリバーはもともとハンターの獲物を回収する役割を担う犬で、捉えた獲物を傷つけずに運ぶ柔らかい口を持っているそうです。フラッフィーを口にくわえることでバーリーは心に安らぎを感じているのでしょう。」
「バーリーがフラッフィーと一緒に散歩に行くと、みんなから声を掛けてもらえるのです。バーリーはそれも楽しんでいるようですよ。それに散歩だけでなく食事の時も、寝る時もいつもフラッフィーと一緒なのです。シャンプーの時でさえフラッフィーを連れてきて、一緒に身体を洗うのです。」
「私たちが掃除機をかける時などはかなりストレスを感じるようなのですが、バーリーはフラッフィーがいることで気が紛れるようです。本当に微笑ましいんですよ。」
なおジータさんとマークさんは9月に結婚式を挙げる予定で、