クリスさんとシモーネさんは偶然にも“バンビ(Bambi)”と名付けていた子鹿を飼育しており、快く承諾してくれた。しかしクリスさんとシモーネさんがいる場所から病院までは車で2時間半もかかる場所だった。それでもリサさんから「母の病状が悪化し始めている」と聞いた2人は、ためらうことなく子鹿を車に積んで病院に向かったという。
そして無事にクリスさんとシモーネさんが到着すると、病室のベッドで横になるリサさんの母親のもとへ子鹿を抱えて連れて行った。当時の様子を捉えた映像はYouTubeで公開されており、子鹿の姿を見たリサさんの母親が大きく目を見開いて「なんてこと。信じられないわ」と口にする姿が映っていた。
クリスさんによると、バンビの母親が我が子の世話ができなくなってしまったため、代わりにクリスさんとシモーネさんが幼いバンビをここまで育てたそうだ。クリスさんが「この子の母親の代わりに、優しく撫でてあげてください」と伝えると、リサさんの母親はゆっくりと手を伸ばして鹿に触れて「なんて美しいの…」と呟いていた。
心温まるこの光景には、人々から「感動的だね。涙が出た」「本当に美しい瞬間だよ。女性の瞳が喜びで溢れているのが分かる」「素敵なサプライズだ。この女性は素晴らしい娘を育てたね」などといった声が届いたという。
リサさんは「クリスさんとシモーネさんの行動は純粋な愛と親切心からのものです。母と私の家族のために行動を起こしてくれた2人には感謝してもしきれません」とコメントを残している。
画像は『Good News Network 2022年2月16日付「Watch a Daughter Surprise Her Deer-Loving Dying Mom With Visit from Bambi – Her Face Says It All」(Lisa McDonald/Facebook Kindness Group)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)