食生活にも変化が現れたという。
「これまで食べていたのはボロネーゼスパゲティやソーセージとマッシュポテトなど普通の家庭料理ですが、食べる量が多すぎでした。それにチョコレートやお菓子が大好きでよく間食していたし、ビールもたくさん飲んでいましたね。流行のダイエットには興味がなかったので、一日の摂取カロリーを減らすことから始めました。」
「食べ物のカロリーを記録して食べる量を減らしたんです。そしてなるべく腹持ちのいいものを選んで食べるようにしました。朝はプロテインバー、昼にはサラダ、夕飯はこれまで通りに家で食べていましたが、量は大幅に減りました。その内容を毎日ダイエットと運動をサポートするアプリ『MyFitnessPal』に記録するのがルーティンです。お菓子はもうほとんど食べなくなりましたね。」
週5回ジムに通い、ひたすら有酸素運動を続けたサムさんは、最初の1週間で7ポンド(約3キロ)の減量に成功した。
「ダイエットを開始したのは2019年9月で、最初の1週間で体重が3キロほど落ちたことが継続の鍵になりました。自分でも変化を感じるようになったのは10月後半で、友人の妹の誕生日パーティーに参加した時でした。みんなに『すごくスリムになったね』と声をかけられて嬉しくて。それでもっと頑張ろうと思うようになったんです。」
「グループに参加してサポートを受けながらダイエットする方がいいと言う人もいますが、16歳の時にそれで失敗したので私はひとりのほうが好きです。ジムで音楽を聴きながら1時間集中して運動する、いつもそんな感じです。続けるうちに自分がより速くより長く走れるようになったと実感することができるのがいいですね。」
ダイエット開始から7か月後の2020年4月には約83キロという驚異的な減量に成功したサムさんは現在、体重15ストーン4ポンド(約97キロ)をキープしている。そしてダイエットの成功により一変した現在の生活についてこのように語っている。
「持っていた服が合わなくなって、鏡に映る自分がまるで別人のように感じます。今でも週4、5回はジムに通っているし、栄養学を学んでからは熱心にカロリー計算をすることはなくなりましたが食べる量には気をつけています。週に1回はテニスやサッカーをして、どこに行くにも歩くようになりました。パンデミックの影響で残念ながら旅行は延期になりましたが、来年の夏にはベン・ネビス山(Ben Nevis)、スカーフェル・パイク山(Scafell Pike)、 スノードン山(Snowdon)という3つの山を24時間以内に登る山岳チャレンジ(3Peaks Challenge)に挑戦したいと思っています。」
画像は『The Daily Star 2022年1月2日付「Super-slimmer celebrates 13st weight loss in seven months without fad dieting」』『Edinburgh Live 2022年1月1日付「21-year-old loses 13 stone in just seven months without any fad diets」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 上川華子)