
オーディションに足を運び続けた思い出の地だ。
このたび同番組への出演で同じ場所に舞い戻ってきたメーガン妃は、オンボロの愛車でこのスタジオまで通っていた当時のエピソードを次のように明かした。
「かなり古いフォード・エクスプローラー・スポーツに乗っていたのですが、ある時を境にドライバー側の鍵が開かなくなってしまったんです。だからドアを開けて車に乗ることができなかったんですよ。」
そのような欠陥車に乗っていたメーガン妃は、普段はトランクのドア経由で車内に入り、そこから這ったりよじ登ったりしながら運転席まで移動していたそうだ。かなり滑稽な光景だが、“女優の卵”だけあって当時はそんな状況でも「平静を装い」、その場を取り繕う方法としてトランクから運転席にたどり着くまでの間は、
「履歴書と台本用の蛍光ペンを探してるところなんです。あら、ひょっとしたら奥の方にあるかも!」
といった具合に「車内で無くした物を探している」体を装っていたそうである。
ちなみにこのエピソードは、2018年に妃がある雑誌に寄稿したエッセーの中でも語られている。友人から譲り受けた「蒸気船のような音を出す」車でオーディションに出かけ、悪戦苦闘しながら再びくたびれた車に乗り込むまでの経緯は、「苦戦して、ハードルを乗り越えて、見えないものをただ手探りで追い求めていた」ハリウッドでの辛く厳しい日々と「かなり似ている」と妃は綴っていた。
英王室ヘンリー王子と結婚し、世界にその名を知られるビッグセレブの仲間入りを果たした“サセックス公爵夫人”ことメーガン・マークル。推定純資産額は6000万ドル(約69億円)、今や警護人なしにはどこへも出歩けない日々となったわけだが、こうして“古巣”「ワーナー・ブラザーズ・スタジオ」の駐車場に舞い戻った妃にはおそらく「我ながらよくここまで来たものだ」と深い感慨に包まれた瞬間があったはずである。
画像は『Ellen DeGeneres 2021年11月17日付Instagram「A lot has changed since the last time Meghan, The Duchess of Sussex, was on the Warner Brothers lot.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 c.emma)