色は薄くなるものの母斑細胞を完全に取り除くことができず、時間が経つと再発した。また皮膚組織に傷が残ってしまい、フレイヤさんは14歳の時に治療を止めてしまったという。
「4歳から14歳の10年間で25回のレーザー治療を受けたわ。治療後は包帯で巻かれ、それを外す時には酷く痛むのよ。あまり効果もないし、痛みが酷くて日常生活にも支障が出るから思い切って治療を止めたの」と語るフレイヤさん。ただ放置しておくと悪性黒色腫になる可能性があるため、太陽の光を浴びないように常に注意をしているという。
フレイヤさんは現在、心理学を学ぶ学生で「今でも私の皮膚を見て不躾なことを言ってくる人がいるの。そんな時は気が滅入るけど、気にしないようにしているわ。だって人を批判することはネガティブなエネルギーを拡散しているに過ぎないでしょう。そんな嫌な言葉に負けてなんていられないもの」と明かすと、自身の経験をもとにこんなメッセージを残した。
「私が病気と闘ってきた時は孤独だった。でも私と同じような病気で悩んでいる人がいたら、自分はユニークな存在だと自信をもって欲しい。そして決して1人で悩まず、持って生まれたものを好きになることが大切よ。だってネガティブなコメントがあなたという人を定義するわけではないでしょう。自分が自信を持つことで、全ては上手くいくわ!」
なおフレイヤさんには「あなたを誇りに思うわ」「とても美しいと思う」「あなたの目に心の強さが現れている」「ゴージャスよ」「心が強い人」「私も全身の皮膚にたくさんの小さな腫瘍と茶色のシミのようなものができる神経線維腫症I型を患っている。あなたは美しく素敵よ」「つらい時期を良く乗り越えたね!」「インスパイアされる存在」「私も自分を大切にしたい」といったメッセージが寄せられている。
画像は『Behind The Scars 2020年4月25日付Instagram「Hello everyone」』『Metro 2021年11月17日付「Student embraces her full-body birthmarks after years of bullying led her to hide them away」(Picture: Kennedy News and Media)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)