海外発!Breaking News

writer : tinsight-masumi

【海外発!Breaking News】1.5リットルのコカ・コーラを勢いよく飲み干した後に死亡した男性(中国)

このガスが門脈(肝臓へ向かう部分の血管)にまで達し、血液や酸素の供給不足で肝臓全体が損傷してしまう「虚血性肝炎」を引き起こしたようだ。病院では男性の肝臓を保護するために薬の投与などを試みたが、治療から18時間後に男性は息を引き取ってしまったという。

『ScienceDirect』には同病院の医師らによって「コーラが原因」と報告されているが、英ユニバーシティ・カレッジ・ロンドンの生化学者のネイサン・デイヴィス教授(Nathan Davies)は「炭酸飲料水が原因で死亡したと結論づけるほど十分な証拠が揃っていない」と異議を唱えた。

またデイヴィス教授は「この男性は細菌による感染症を起こしていた可能性がある」として「肝臓への酸素供給が遮断された原因も炭酸飲料水では説明がつかない」と指摘しており、結論を出すには更なる調査が必要だと述べている。

しかしながら心血管疾患の危険因子を特定するための長期研究プロジェクト「米国フラミンガム心臓研究」によると、一日に1缶の炭酸清涼飲料を摂取することにより肥満や2型糖尿病、心臓発作のリスクが増加するとともに脳卒中や記憶力の低下、脳体積の減少による認知症を招く要因に繋がるとのことだ。

画像は『New York Post 2021年9月24日付「Chinese man dies after chugging 1.5L bottle of Coca-Cola in 10 minutes」(Courtesy of Elsevier)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

1 2