幼い子供が行方不明になるニュースが後を絶たない。このほどオーストラリアの農村部にある広大な家の敷地内から突然姿を消して、3日間行方不明になっていた3歳の男児が無事に見つかった。家から500メートルほど離れた小川で発見された男児は、溜まった泥水を飲んで命をつないでいたという。『9News』『The Guardian』などが伝えている。
豪ニューサウスウェールズ州パティーに暮らすエージェー・エルファラック君(AJ Elfalak、3)は、9月3日午前11時45分頃に家の敷地内で目撃されたのを最後に行方が分からなくなった。
エージェー君の家族は数日前に近所で不審な白い車を目撃しており、その車が78km先のブルガで警察に押収されことと敷地内に設置していた防犯カメラで失踪時の映像が確認できなかったことを受け、息子は誘拐されたのではないかと恐れていた。
父親のアンソニーさん(Anthony)は「息子は自閉症で話しませんが、これまで一度も迷子になったことがありません。今回のようなことはあり得ないのです」と明かした。
ニューサウスウェールズ州ハンターバレー警察区のトレイシー・チャップマン司令官(Tracy Chapman)によると、エージェー君の捜索は警察と救急隊、緊急救助組織「SES(State Emergency Service)」を中心に行われ、週末には130人以上のボランティアが参加して650エーカー(東京ドーム約56個分)もある広大な家の敷地内を徒歩やバイクで捜し回ったという。
そして9月6日の午前11時30分頃、