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writer : tinsight-iruy

【海外発!Breaking News】肥満改善のために開発された減量デバイス 「まるで拷問器具」と批判の声(ニュージーランド)

緊急時には使用者自身が取り外すことも可能だという。実験期間中は取り外し専用の器具を被験者に渡していたが、それを使って外した人は誰一人いなかったそうだ。

ポールさんの発言や実験結果はポジティブなものに感じるが、実際に装着した人からは「不快感があり声を出すことができず、満足した生活を送れない」という声があがっていることを『Mirror』が報じている。

会話や呼吸は普通にできるというが…(画像は『NZ Herald 2021年6月28日付「DentalSlim Diet Control: Researcher defends weight-loss device after it sparks ridicule on social media」(Photo / Supplied)』のスクリーンショット)

また同大学がこのデバイスをTwitterで公表すると、「こんなものを開発したことが恐ろしい」「気味が悪いよ」「これって拷問器具と同じだよね?」「最初で最後の開発であってほしい」「この研究チームは今すぐ解散して」など多くの批判の声が集まった。

こうした声に対して同大学は、Twitter上で「この装置は手術が必要なほどの肥満者で、体重を減らさなければ手術も受けられない人をサポートするのが目的です。2~3週間の装着期間を終えた後は食事制限を緩和することができ、栄養士のサポートを受けながら段階的に減量を進めることができます」と明かしており、減量を目的としている人全員を対象に作られたものではないと主張している。

なお現在、世界には6億5千万人の肥満者がいて、太りすぎや肥満が原因で年間約280万人が死亡しているという調査結果が出ている。また2030年には、世界の成人のうち約57%が過体重または肥満になると推測されている。

画像は『NZ Herald 2021年6月28日付「DentalSlim Diet Control: Researcher defends weight-loss device after it sparks ridicule on social media」(Photo / Supplied)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)

「外科的な手術に代わる魅力的な減量方法」と語るポール・ブラントンさん(画像は『NZ Herald 2021年6月28日付「DentalSlim Diet Control: Researcher defends weight-loss device after it sparks ridicule on social media」(Photo / Supplied)』のスクリーンショット)

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