世の中には様々な“健康法”が存在するが、実際にどれほど効果があるのかは人によって様々だ。このほど自分の尿を飲むという飲尿療法を6年間続けている男性が、そのおかげで体重が約50kg減量し以前よりずっと健康的になったと英紙『Mirror』や『Metro』に話している。
自分の尿を飲む…考えただけで身震いする人も少なくないだろう。しかし英エセックス州バジルドンに住むデーブ・マーフィーさん(54歳)は、6年前に飲尿療法を始めてからというもの病気ひとつしたことがないそうだ。
25歳の娘と21歳の息子の父であるデーブさんは、過去に体重が127kgもあった。米ニューヨークでPCプログラマーとして働いていた時期もあり、その頃は自分の体調管理に杜撰で「昼夜外食で、スナックといえばチョコレートを一日中食べているような生活をしていました」と語るほど、食生活は酷いものだった。
ところがある日、友人と飲尿療法の話を冗談交じりにしたところセラピーのイベントに参加することになった。「自分の尿を飲むなんて」と乗り気でないまま参加したデーブさんだったが、とりあえずやってみようと友人と決め、2011年5月から飲尿療法を始めた。
最初は試すことにも不安があった。温かい自分の尿をそのまま飲むことに気が引けたため、デーブさんは尿をコップに入れ冷蔵庫で冷たくなるまで冷やした。それでも口にすることに抵抗を感じ、数週間はグレープフルーツジュースと混ぜて飲んでいたそうだ。
やがて体に変化を感じ、体重が減っていった。そこでデーブさんは2012年6月の30日間、思い切って飲尿のみで過ごすことにした。尿だけでは体力がつかないと思いきや、デーブさん曰く尿のおかげで血圧も通常値に戻り腸内の働きが改善され、これまで患っていた喘息もすっかり治ったという。