米ルイジアナ州で今月初め、激しい風雨による倒木で家族3人が住む一軒家が大規模半壊した。当時、ベビーベッドで寝ていた赤ちゃんは奇跡的に難を逃れており、この時の様子を捉えた監視カメラの映像が注目されている。『Good Morning America』『7News』などが伝えた。
米ルイジアナ州プレイリービル在住のケールさん(Kale)とコートニー・ブッフホルツさん(Courtney Buchholtz)は今月2日、生後5か月のキャノン君(Cannon)を寝かしつけ、居間のソファーでくつろいでいた。
すると突然「ゴオオー」という大きな衝撃音とともに壁が揺れ始め、寝ていたはずのキャノン君が大声で泣き出した。
驚いたコートニーさんがベビーモニターを見ると、ベビーベッドのまわりに大量のゴミが舞っていた。プレイリービル一帯はその夜天候が悪く、1時間ほど前から激しい風雨が続いていた。
「雷が落ちて窓が割れたのかもしれない」―そう思って慌ててキャノン君の部屋に駆けつけたコートニーさんは、目の前に広がった光景に唖然とした。
コートニーさんは「最初部屋に入った時、何が起こったのかすぐには理解できなかったの」と言い、当時の様子についてこのように話している。
「なんと庭の樫の木が倒れて、キャノンの部屋の屋根を突き破っていたの!」
「部屋は散乱していたけど、ずっと泣き声が聞こえていたので『息子は生きている』というのは分かったわ。ただゴミをかき分けて息子を抱っこするまでの数秒間は、私の人生の中で最も長い時間に思えた。もしかしてキャノンが倒木の下敷きになってるんじゃないかと思って、生きた心地がしなかったの。」
その様子は監視カメラが捉えており、