オードリーの若林正恭が5月31日に東京・下北沢で行われた配信ライブ『明日のたりないふたり』の終了後に倒れ、救急車で搬送されていたことが分かった。6月5日深夜放送のラジオ番組『オードリーのオールナイトニッポン』(ニッポン放送)で、精密検査受けて異常がなかったことを報告した若林は「救急車を使用してしまい、ご迷惑をおかけした」と謝罪した。
若林正恭と山里亮太(南海キャンディーズ)による「たりないふたり」は、2009年のお笑いライブ『潜在異色』のスピンオフ企画で始まったユニットだ。人見知りで社交性・恋愛・社会性が足りない“ふたり”が、2012年に『たりないふたり』、2014年に『もっとたりないふたり』と日本テレビ系深夜番組でさまざまなテーマをもとに漫才を披露してきた。そして5月31日、2人が初めてユニットを組んでライブを開催した聖地・下北沢で12年におよぶ活動に終止符を打ったのだ。
3万6000人が見届けた「たりないふたり」の有終の美であったが、実は舞台裏で大変なことが起きていた。若林によると、ライブ中は大丈夫だったが舞台の袖にはけた途端、体に力が入らなくなり崩れ落ちるように仰向けに倒れてしまったという。「体に何百キロって鉛がドーンって乗ったみたいになった」と当時を振り返り、体が動かないばかりか手足の先端から痺れが始まり、その痺れがどんどん上がってくるのが分かったそうだ。この時は声が出せたので、近くにいた放送作家の佐藤満春に「ちょっと誰か呼んできて」と頼んだという。
その間にも痺れは足首から膝へと広がり、