どうやらタイムカプセルはその時に壁に埋め込まれたようだ。シガーボックスの中にはメモのほかにエリックさんのIDカード、店内で使われていたコースター、2ポンド(約300円)分の硬貨が入っており、「小銭しかなくてごめんね」と走り書きがあった。
また従業員の給料明細まで入っており、店を手伝っていたエリックさんの妻が1時間あたり1ポンド(約155円)の収入だったことが分かった。エリックさんから贈られたタイムカプセルについて、トビーさんは次のように語っている。
「それは本当に楽しい発見でした。箱の中には興味深いものがいくつかありました。たとえば今もビールを仕入れているワドワース・ブルワリー(Wadworth Brewery)の1971年当時の価格表ですが、50年前と比べて値段が少し変わっているんだな…なんて思いました。」
トビーさんはエリックさんからの贈り物を店内の壁のボードに展示し、いくつかの硬貨は透明の樹脂で加工し床に埋め込んで多くの人の目に触れるようにした。そんなトビーさんは、エリックさんのように将来の店のオーナーに向けてタイムカプセルを用意する予定とのことだ。
画像は『Duke of Cumberland and Farmshop & Kitchen 2021年5月21日付Facebook「Toby the owner is manning the butchers counter for the opening weekend from 9am til midday so drop in and say Hi!」、2021年6月9日付Facebook「Whilst renovating The Duke into the Farmshop it is today, a time capsule was discovered in the walls!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)