海外発!Breaking News

writer : tinsight-iruy

【海外発!Breaking News】片道2時間半を徒歩で通勤する青年 1人の小さな親切が大きな助けに繋がる(米)<動画あり>

ドンテさんがこれほどまでに仕事に熱意を向けるのは、16歳の時にC型肝炎で亡くなった母親の影響があることも明かした。母親との思い出までは語らなかったが、ドンテさんはその後兄弟に育てられたと話しており、辛く厳しい経験をしてきたようだ。

そして店に着いてマイケルさんが「今日のご飯を食べるお金は持っているの?」と尋ねると、ドンテさんは「持っていないです」と言うのでマイケルさんは20ドル(約2200円)を手渡して別れたそうだ。

母を亡くすという辛い経験を経て、家計を助けるために懸命に働くドンテさんの姿に感銘を受けたマイケルさんは、自身のFacebookに今回の件を投稿し「私はただ彼の幸せを祈りたいと思いました。神のご加護がありますように」と綴った。

マイケルさんにとっては日常生活の中で偶然見かけた青年のために行った小さな親切だったが、これがドンテさんの人生に大きな助けをもたらすきっかけとなった。

マイケルさんはドンテさんが通勤するための車の購入資金を募るため、2000ドル(約22万円)を目標にクラウドファンディングサイト「GoFundMe」で支援ページを立ち上げた。するとマイケルさんのFacebook投稿が話題を呼んだことも手伝って、日本時間26日の時点で50265ドル(約560万円)が集まったのだ。

今でも連絡を取り合っているというマイケルさんとドンテさん(画像は『Upworthy 2021年6月21日付「He walked 17 miles a day to work until a stranger gave him a ride and changed his life forever」(Michael Lynn / Facebook)』のスクリーンショット)

しかもドンテさんへのさらなる親切が続いた。マイケルさんの投稿でドンテさんのことを知ったケリー・コリンズさん(Kelly Collins)という女性が、自転車をプレゼントすることに決めたのだ。夫が創設したバイカーのための慈善団体「My Riding Buddies Oklahoma」でマネージャーを務めているケリーさんは「オクラホマのどこかで助けを必要とする人の投稿を見かけたら、すぐに駆けつけますよ」と明かしており、仕事へ向かう前のドンテさんに会いに行き、新しい自転車を手渡した。

新しい自転車をもらえるとは思っていなかったドンテさんは「天の恵みだ。本当に感謝しかありません」と笑顔を見せた。ドンテさんは運転免許を持っていないそうで、取得するまではこの自転車で通勤することになるという。

マイケルさんは今でもドンテさんと連絡を取り続けており、「これからも彼が望む限り、この関係を続けていきたいですね」と述べている。

画像は『Michael Lynn 2021年6月16日付Facebook「Friends I gotta share this with you!!!」』『Upworthy 2021年6月21日付「He walked 17 miles a day to work until a stranger gave him a ride and changed his life forever」(Michael Lynn / Facebook)』『KESQ 2021年6月21日付「Man who walks 17 miles for work surprised with new bicycle」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)

新しい自転車に「天の恵み」と感謝を述べたドンテさん(画像は『KESQ 2021年6月21日付「Man who walks 17 miles for work surprised with new bicycle」』のスクリーンショット)

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