こう続けた。
「僕の頭に最初に浮かんだのは『ベストフレンドが死んじゃう』ってことだった。パニックで頭が混乱し、心臓がバクバクしていた。」
「僕は必死で自宅から約8キロ先のクリニックに車を走らせた。でも抗毒素がなく、そこからさらに25分離れた病院に向かったんだ。」
「その間、マーリーの顔はどんどん腫れて呼吸も苦しそうだった。吐血も始まり『もうダメなんじゃないか』って思った。でも病院に電話してマーリーの様子をあらかじめ伝え、到着するとすぐに治療が始まったんだ。医師は2回に分けて抗毒素を注射したけど、『かなり危険な状態だ』と言われて僕はどうにかなりそうだったよ。」
その後なんとか山を越えたマーリーは、2日間の入院を経て自宅に戻ることができた。しかしながら舌と顎の神経に損傷があり、今後は薬の服用と週1回のセラピーが欠かせないという。
アレックスさんは「入院中は気が気でなかったよ。マーリーは僕が11歳の時にやってきて、肥満で健康に問題があった僕をずっと支えてくれたんだ。2日間も離れて過ごしたことがなかったし、本当に心配したよ。でも2週間かけてゆっくり回復し、最近になってやっと遊び心が戻ってきたね」とホッとした様子で語り、「マーリーこそ僕の命の恩人。ヒーロー犬だよ!」とベストフレンドの勇気を称えた。
ちなみに今年2月にはオーストラリアで、飼い猫が2人の幼い子どもを守って犠牲になったことが伝えられた。猫を噛んだのはイースタンブラウンスネークで、人間が噛まれれば数分で倒れてしまうという。
画像は『GoFundMe 2021年6月12日付「Marley the Hero」』『NBC 7 San Diego 2021年6月13日付「Heroic Dog Survives Rattlesnake Bite After Stepping Between Owner and Serpent」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)