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writer : ac

【海外発!Breaking News】魚に付着していた細菌が2ミリの傷から体内に 感染した20歳シェフが左腕を切断(中国)

命が危険に晒された。

左腕全体が腫れてしまったリーさん(画像は『网易 2021年5月23日付「危急丨临桂一厨师被海鱼扎伤手指,左臂被两次截肢保命...」(每日桂林)』のスクリーンショット)

同病院のスポークマンは、原因となった魚の種類については公表していないが、ビブリオ・バルニフィカス感染症について次のように述べた。

「ビブリオ・バルニフィカスは、生ガキなどの貝やカニ、エビなどの節足動物に多く付着しています。生の魚介類を取り扱う際に手に傷ができた場合は、きれいな水で洗い流して清潔に保ち、調理を継続しないことが大切です。また調理の際に手袋をつけることも効果的です。」

専門家によると、感染は傷口からだけでなくこの菌に汚染された魚介類を生食することでも起こるという。ただ健康な人が重症化することはなく、注意が必要なのは免疫機能が低下している人、鉄剤を内服している人、肝臓疾患のある人などで、日本では1975~2005年の30年間で少なくとも180件以上の感染が報告されているそうだ。

ちなみに今年初めにはイギリスで、40歳の女性が愛犬に手指を噛まれて感染症に罹り、敗血症で多臓器不全に陥った。女性は両手指や唇、鼻が黒く変色し、手指の切断を迫られていた。

画像は『网易 2021年5月23日付「危急丨临桂一厨师被海鱼扎伤手指,左臂被两次截肢保命…」(每日桂林)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

腫れあがり、変色した左手(画像は『网易 2021年5月23日付「危急丨临桂一厨师被海鱼扎伤手指,左臂被两次截肢保命...」(每日桂林)』のスクリーンショット)

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