海外発!Breaking News

writer : ac

【海外発!Breaking News】魚に付着していた細菌が2ミリの傷から体内に 感染した20歳シェフが左腕を切断(中国)

中国・広西チワン族自治区に住む20歳の男性シェフが、さばいていた魚によって感染症に罹り、左腕を切断していたことが明らかになった。魚の表面に付着した「ビブリオ・バルニフィカス」という細菌が、手指の傷口から体内に侵入したことが原因だという。『Daily Star』などが伝えた。

中国・広西チワン族自治区桂林市臨桂区でシェフとして働くリーさん(20)は先月18日午後、仕事中にさばいていた魚で左手小指を突き刺してしまった。

傷口は約2ミリと小さく、リーさんはすぐに水で洗い流すとさほど気にも留めずにそのまま仕事を続けた。しかし左手は徐々に紫黒色に変色し、その日の夜には大きく腫れあがった。耐え難い痛みに襲われたリーさんはすぐに桂林市人民医院の緊急治療室を訪れると、医師から左手の組織が壊死し始めていることを告げられた。

リーさんは「ビブリオ・バルニフィカス」という感染症に罹っており、次第に左前腕全体が腫れて紫色に変色し、入院から8時間後には敗血症でショック状態に陥った。こうして医師らは、リーさんの命を救うため左腕の3分の2を切断したのだった。

ビブリオ・バルニフィカスとは食中毒の原因となるビブリオ属菌の一種で、温暖地域の海水中やそこに生息する魚介類に付着しているという。リーさんの場合、この細菌が傷口から体内に入り込み手指の組織が壊死。急激に増殖した菌により敗血症を起こし、

1 2