米ニューヨーク州在住の32歳の女性が、帝王切開後に発熱や痛みに苦しみ、下腹部に火傷に似た水泡ができて腫れ上がった。女性は皮膚の壊死性感染症である‟壊死性筋膜炎”を患っており、病院で緊急手術が施された。女性が体調不良で歩けなくなって医師の診察を受けたのは出産後10日目のことで、あと1日遅れていたら命の危険もあったという。『The Sun』『Fox News』などが伝えた。
ニューヨーク在住のクリスタ・プレイズさん(Krista Praise、32)は今年6月3日、第1子のサル君(Sal)を帝王切開により出産した。クリスタさんは出産時から微熱が続いていたものの、2日後の5日に退院した。しかし10日には熱が39度まで上昇し、下腹部の燃えるような熱さと痛みを感じたクリスタさんは医師に電話でその旨を伝え、痛み止めを処方してもらった。
それから3日後の13日、クリスタさんは歩くことさえできなくなり、パートナーと母親に連絡をしてクリニックへ駆け込んだ。クリスタさんはその時のことを次のように語っている。
「下腹部に酷い痛みを感じて、帝王切開の後に貼られたテープにアレルギー反応でも起こしているのかと思って傷痕を恐る恐る触ってみたのです。すると大きな黄色い水泡ができているのが分かり、皮膚がボロボロと剥がれ落ちてパニックになりました。」
「その後、クリニックへと急いで向かい、そこからマンハッタンの病院に緊急搬送されました。病院に到着すると酷い異臭に気付き、ホームレスが近くにいるのかと思ったのですが、それが自分の下腹部から発せられていると分かり、言葉を失いました。」