1週間以上も飼い主の元から姿をくらましていた猫が、井戸の中で見つかった。その深さは約6メートルで、助けを求めて必死に鳴いていたのを近所の飼い犬が気づき、発見に至ったそうだ。見つかった時は衰弱していたものの、エサを食べると何事もなかったかのようなすまし顔で寛いだという。『InspireMore.com』などが伝えた。
英ノーサンプトンシャーのロッディントンに暮らすフレイヤ・ヒルさん(Freya Hill)とキーラ・ヒルさん(Keira Hill)姉妹が飼っている猫の“フリー(Flea)”が、先月24日から行方不明になってしまった。
まだ1歳にもなっていないフリーが突然いなくなり、フレイヤさんとキールさんは心配したものの「フリーはとてもフレンドリーな性格なので、隣の家にでも遊びに行っているのでは」と思っていたという。
しかし何日経ってもフリーは姿を見せず、2人は地域に迷い猫のポスターを貼ったりと捜索を始めた。しかしそれでも見つからず「フリーがこんなに長い間帰ってこないのは初めてだったので、『車に轢かれてしまったのかもしれない』と最悪の事態が頭をよぎりました」と諦めかけていた。
ところが行方不明になってから1週間以上が経過した今月4日、道路を挟んだ向かいの住人から「近くにある井戸から鳴き声がする」と連絡を受けた。急いで駆けつけると、深さ約6メートルの井戸の底にフリーの姿を見つけたのだ。
住人によると、猫が必死に助けを求めて鳴く声を飼い犬が気づき、その存在を知らせてくれたという。
井戸の底には30センチほど水が溜まっていたが、