散歩中にサボテンの棘が足に刺さってしまい、そこから感染症を起こして脚を切断することになってしまった犬のニュースがアメリカより届いた。小さなサボテンの棘により1本の脚を失ってしまった姿を見た飼い主は、愛犬を手放したという。手術を受けた犬は回復している最中だが、保護団体は同様の事故が起きないように注意喚起している。『Arizona’s Family』などが伝えた。
米アリゾナ州スコッツデール北部には広大な砂漠が広がっており、サボテンも点在している。その地域を飼い主とともに散歩していたソフトコーテッド・ウィートン・テリアの“ティガー(Tigger)”は、道路に落ちていたと思われるサボテンの棘を踏みつけてしまった。
その傷から感染症に罹ったティガーは血管を詰まらせてしまい、後ろ脚を切断せざるを得ない状況になってしまった。
動物病院で脚を切断する事実を知った飼い主は「3本脚の犬はいらない」と主張したようで、ティガーの所有権を病院側に明け渡したという。手術費用やその後の治療費などを工面できなかったとも伝えられているが、何とも無責任な飼い主である。
ウィートン・テリアの保護活動を行う団体「Wheatens In Need Rescue(以下、WIN)」のスタッフ、キャシー・エリオットさん(Kathi Elliot)は「ティガーは酷い痛みに襲われていましたが、治療費を払おうとする人は現れませんでした」と当時の状況を明かした。
安楽死の道も考えられていたティガーだったが、