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writer : tinsight-suzukoellis

【海外発!Breaking News】ゴミ箱に捨てられたゴールデン・レトリバー、四肢切断後セラピー犬として活躍(米)

四肢をワイヤーで縛られた状態でゴミ箱に捨てられていたゴールデン・レトリバーが、四肢切断という辛い出来事を乗り越え、現在はセラピー犬として多くの人々を癒す存在になっている。『Today』や『KVOA』などが伝えた。

ゴールデン・レトリバーの“チチ(Chi Chi)”は、韓国でゴミ箱の中にいたところを動物救済・保護団体「Animal Rescue, Media&Education、以下ARME」に救われた。しかしワイヤーで縛られていたチチの四肢は壊死を起こしており、4本とも切断を余儀なくされた。チチの四肢切断手術後の様子がARMEのFacebookに投稿されたことで、それを見た米アリゾナ州フェニックス在住のエリザベス・ハウエルさんは、チチが再び歩くことができるようになるのか分からない状況でありながらも「この犬を引き取りたい」と思ったそうだ。

「何度も繰り返してビデオを見ました。不幸な虐待と酷い怪我にもかかわらず、チチが尻尾を振っている姿やその目に惹かれました。」

エリザベスさんはすぐに連絡を取り、チチを引き取りたいと申し出た。そして2016年4月、チチはARMEスタッフの1人に連れられてソウルからロサンゼルスへと飛び、車でハウエルさん一家のもとへとやって来た。

チチは、エリザベスさんと娘メーガンさん(14歳)にすぐになついた。エリザベスさんの夫リチャードさんに慣れるまでには数週間を要したが、今では強い信頼関係で結ばれており、リチャードさんはチチの義肢の取り外しを毎日行っている。

チチがやってきた当初は、スポーツ用靴下に綿を詰めたものを履かせて対応していたが、フェニックスの地元で人間の義肢装具士を紹介してもらったことでチチの義肢は劇的な改善を遂げた。しかしチチの場合、四肢がそれぞれ違う箇所で切断されたために、1本ずつ適合する義肢を作らなければならなかった。

その後、獣医の助手によって動物専門の義肢装具士を見つけることができたため、今年中にはチチのために特別な義肢をカスタマイズしてもらう予定だという。

リチャードさんは障がいのある犬を引き取ったことについて、このように話している。

「チチを引き取ることは大変でした。でも親として、娘に『最良の決断と思われることでも、それを実行に移すことは決して楽ではない。時には困難なことでも立ち向かっていかなければならない』ということを教えることもできました。今ではチチを引き取ったことは1,000倍の価値があったと言えますよ。」

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