合計1,602ポンド(約24万2,000円)を支払っていたことが発覚した。
Apple Payは基本的に使用上限がないが、店舗によっては上限45ポンド(約6,800円)までに決められているという。しかし今回シンブリーさんが利用した店舗では上限が設定されていなかったようで、しっかりと全額引き落されてしまった。
シンブリーさんはすぐに店のスタッフに事情を説明して返金を求めたが、その店舗の返金対応のレジが壊れてしまっており、返金してもらうには歩いて45分もかかる最寄りのM&Sに行かなければならなかったそうだ。
このミスについてM&Sは「Apple Payのような非接触型の決済が広く普及し、お客様からは多くのご意見をいただいております。今回の件は、該当レジが単独で起こしたエラーでした」とApple側の問題ではないと明かし、シンブリーさんに謝罪して補償を申し出たという。
時間短縮のために利用したキャッシュレス決済のせいで、余計に時間がかかってしまったという皮肉なハプニングに、ネット上では「支払う前に必ず画面を確認しないといけないね」「上限は自分でも設定しておいた方がいいよ」などの声があがっている。
コロナ禍において、セルフレジは特に人との接触を減らすことができるので大活躍だ。しかし機械の動作はまだ完璧ではないようで、スキャンエラーなどに遭遇した人も多い。ある人は「人生で一度でいいからスタッフを呼ばずにセルフレジを終わらせてみたい」とコメントしており、完全に無人となるのはもう少し先の話のようだ。
画像は『The Sun 2021年3月20日付「ABSOLUTELY BANANAS M&S apologises after shopper is charged £1,599 for £1 bunch of bananas in barcode blunder」(Credit: Rii Schroer)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)