海外発!Breaking News

writer : tinsight-iruy

【海外発!Breaking News】母親を亡くした子リスを見守ってきた女性写真家、5か月後に奇跡の再会(スウェーデン)<動画あり>

母リスを交通事故で亡くしてしまった4匹の赤ちゃんリスを見つけた女性写真家は、毎日森を訪れてその成長を近くで見守っていた。しかし一旦森を離れなければならなくなり約5か月後に戻ってみると、宿泊していた部屋の窓際に子リスが現れたのだ。子リスも女性のことを覚えており、近づいても逃げ出すことは無かったという。野生のリスと信頼関係を築いてきた絵本のようなストーリーが話題を呼んでいる。『PetaPixel』などが伝えた。

英ロンドン出身の野生動物写真家で動物学者でもあるダニー・コナーさん(Dani Connor)は昨年6月、撮影のためにスウェーデン北部の森を訪れていた。

その中で出会った1匹の雌のキタリスを“レミー(Remy)”と名付け、追いかけて撮影していたという。しかしある日、車に轢かれて変わり果てた姿のレミーを道路で見つけてしまった。

心を痛めたダニーさんは、小さな葬式をしてレミーとの別れを惜しんだ。すると近くの木に子どものキタリスがいて、それがレミーの子ども達だと気付いたという。

レミーとの別れを惜しむなか、近寄ってきた子リス(画像は『PetaPixel 2021年3月8日付「How a Wildlife Photographer Rescued Four Baby Red Squirrels」』のスクリーンショット)

ダニーさんはその近くに腰を下ろし、子ども達を育てる大人のキタリスが現れるかどうか7時間ほど待ってみたが、一向に現れる気配はなかった。

「アニマルレスキューに連絡すると『親無しで生きるには幼すぎます。保護が必要です』と言われました。でも生後7週の小さなリスたちをどうやって捕まえればいいのか、見当もつきませんでした。」

戸惑ったダニーさんだったが何かしなければと思い、森を訪れて毎日4~6時間も全部で4匹いた子リスたちを見守り始めた。

「ずっと観察していると、4匹を見分けられるようになってきました。ペア(洋ナシ)が大好きな“ベイビー・ペア(Baby Pear)”、丸い耳を持つ“チェブラーシカ(Cheburashka)”、一番体が小さくて毛の色が明るい“ベイビー・ムーミン(Baby Moomin)”、そして最後の1匹には“リトル・フレーム(Little Flame)”と名付けました。みんなそれぞれ性格が異なっていましたね。」

「キタリスは生後1年の死亡率が70%と言われています。猫などの天敵や交通事故、森林伐採なども子リスにとっては大きな危険となるのです。」

キタリスの生後1年の死亡率は70%にも上る(画像は『PetaPixel 2021年3月8日付「How a Wildlife Photographer Rescued Four Baby Red Squirrels」』のスクリーンショット)

一緒に過ごすうち、子リスたちはダニーさんの声が分かるようになり、声をかけるとすぐに近づいてくるようになったという。その後もダニーさんは子リスたちが木を昇り降りして追いかけっこをしたり、食べ物を隠したりして成長していく様子を毎日見守った。

ダニーさんに見守られながら、すくすくと成長していった子リス(画像は『PetaPixel 2021年3月8日付「How a Wildlife Photographer Rescued Four Baby Red Squirrels」』のスクリーンショット)

しかしダニーさんが徐々に子リスたちと過ごす時間を減らしていった昨年7月、

1 2