東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長(83)が女性蔑視発言を巡り辞任の意向を示したことで、後任候補に元日本サッカー協会会長・川淵三郎氏(84)が浮上した。お笑いジャーナリストで時事YouTuberのたかまつなながその件についてTwitterで「私なら女性を据える」と主張すれば、乙武洋匡氏は後任候補が「高齢の男性」であることを批判する声が見受けられることについて懸念していた。その一方で森喜朗会長の辞任を惜しむ声も少なくない。
2月11日にTwitterで「森喜朗会長の後任に川淵三郎さんって…」と不本意そうにつぶやいたたかまつなな。兼ねてから女性が参画する場を増やすべきだと発言してきただけに、森会長の後任候補が同年代の男性であることに違和感を覚えたようだ。たかまつは日本が変わることを世界にアピールするチャンスだと捉えており、「海外の外圧でしか変われなくて、最終的に似たような構造で悲しいです。私なら女性を据える」と訴えた。
YouTube「たかまつななチャンネル」で5日にアップした『【海外から批判】森喜朗の女性蔑視発言がどう報じられているのか #森喜朗氏は引退してください』のなかで、日本のジェンダーギャップ指数は先進国の中で153か国中121位と「かなり男女格差がある」ことを解説している。さらに上場企業の役員のうち女性が5%、議員のなかに女性が10%しかおらず、世界的に見て「政治に女性の声が反映されている度合いが最も低い国の一つ」と報じられたという。
たかまつは女性蔑視発言を森会長個人が失言をしたということで済む話ではなく、その背景を見る必要があり「どうやって女性が差別を浴びないようにするのか、女性の参画を増やすのかを見ていかねばならない」と主張していた。そこから森会長の後任について「似たような構造で悲しい。私なら女性を据える」というツイートに繋がっているのだ。
また乙武洋匡氏はTwitterで、