東京五輪・パラリンピック大会組織委員会の森喜朗会長による女性蔑視発言をめぐって批判が集中するなか、フリーアナウンサー・大橋未歩の「私の中にも森さんは住んでいる」という持論が反響を呼んでいる。折しも松本人志(ダウンタウン)は数日前にテレビ番組で森会長の発言に対して「俺もずれてる」とコメントして注目を集めていた。
森喜朗会長が女性蔑視と非難されたのは、2月3日に日本オリンピック委員会(JOC)臨時評議員会で女性理事について話した内容を指摘されたものだ。「女性がたくさん入っている理事会は時間がかかる」、「女性は(優れているところですが)競争意識が強いので、誰か1人が手を挙げると自分も言わなきゃいけないと思うのだろう」と表現したことがクローズアップされているが、他に「組織委員会の女性委員たちは時間を使い過ぎないようわきまえており、きちんとした的を射た話をする」という趣旨も話していた。
9日放送の『5時に夢中!』(TOKYO MX)で森会長の女性蔑視発言が話題になると、アシスタントの大橋未歩が「当初は憤ったが、よく考えると私の中にも森さんは住んでいると思う」、「批判するだけでなく、自分もやっているかもしれないと捉えて自覚的にならないと差別はなくならないと思う」と持論を話した。さらにオンエア後、大橋は自身のTwitterで「みんな意見が違うのは当たり前、大切なのは意見が違う時の感情のコントロール。私の信条です」と番組での発言を補足している。
大橋のツイートには、