「私達の抱える怒りを声高に訴えるためには、助けが必要です。」
「私達がこの国で安全を感じられるようになるためには、助けが必要なのです。」
と人々に理解と支援を求めた。メッセージの最後には「愛を込めて、オリヴィア・マン/誇り高きアジア系アメリカ人」と綴られている。
オークランドで男性が襲われた事件については、韓国系俳優のダニエル・デイ・キムとオークランド在住の中国系俳優ダニエル・ウーが「情報提供者には2万5000ドル(約260万円)の報奨金を支払う」とInstagramで呼びかけ(犯人はのちに逮捕されている)、新型コロナウイルスの猛威とともに急増しているアジア系に対する差別や偏見への懸念を訴えていた。
なおアジア系や太平洋諸島出身のアメリカ人に対するヘイトクライムの情報収集および事件発生を防ぐための活動を行う非営利団体「Stop AAPI Hate」によると、昨年3月から12月までに同団体に届いた被害件数は2800件超とのこと。オークランドのチャイナタウン商工会議所代表カール・チャン氏はここ数週間で同所に届いた被害届は20件ほどだが、報復を恐れる人や通報により客足が遠のくことを懸念する店主、「通報しても何も変わらない」と諦めモードの住民などもいることから、実際の事件数はそれ以上であろうと述べている。
ジョー・バイデン大統領も先月26日に行われた会見の中で、アジア系・太平洋諸国系のアメリカ人に対する差別に言及しており、
「このような外国人嫌悪は容認されるべきではなく、アメリカらしくもありません。」
「私は司法省に対し、アジア・太平洋諸国系のコミュニティーとの連携を強化し、ヘイトクライムの防止に務めるよう要請しました。」
と差別撤廃を誓っていた。
画像は『L i v 2020年4月17日付Instagram「PROUD member of the @asianamericangirlclub」、2021年2月9日付Instagram「[I’ve tagged some incredible accounts you can follow to stay aware]」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 c.emma)