海外発!Breaking News

writer : tinsight-masumi

【海外発!Breaking News】美容注射によるアレルギーで顔が変形した女性「まるでエレファント・マンのようだった」(スコットランド)

サラさんはヒアルロニダーゼを注入することとなった。予後を心配したサラさんは救急外来を訪れて更に治療を受けたところ、のちに形成外科医を紹介されたという。

当時のことをサラさんは次のように語っている。

「あの時はとても気分が優れなくて、正直死んでしまうんじゃないかと思いました。その時の私の顔はエレファント・マンのようだったんです。」

「医師は私の顔がコンクリートのように固いしこりがあったため、それを切除する必要があると話していました。それで私に形成外科医を紹介してくれたんです。」

サラさんはその後、専門医のもとで治療を受け、完全に治療が終わるまで10週間ほど費やしたとのことだ。サラさんは同サロンに払い戻しを請求したところ、同サロン側はサラさんのFacebookをブロックしたという。

さらに同サロンについて、ずさんな経営体制が分かってきた。同サロンがサラさんに注入したものは、皮膚科の専門医のみが使用を許されている「LSF Pharma Ltd」社のブリスソフト(Bliss Soft)、ブリスダーム(Bliss Derm)という製品だった。

この製品を販売している同社では「(本製品で)治療を行うには特定の技術を必要とするため、トレーニングを受けた専門医だけが施術を行うことが可能です」と話している。また同社は「顧客リストに問題の同サロンは含まれていない」とも明かした。

またサラさんは治療を施してくれた専門医から「フィラーなどを溶解するためのヒアルロニダーゼは、人によってはアナフィラキシーショックを引き起こし、死を招く危険性がある」と言われたそうだ。

なおスコットランドでは、一部の美容外科医によって「ヒアルロニダーゼは医師によって処方、調剤されるべきだ」と主張する声があがっている。

画像は『Daily Star 2021年1月10日付「Mum’s agony as £400 cosmetic injection left her looking like ‘the Elephant man’」(Image: Collect)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

専門医による治療に10週間かかったというサラさん(画像は『Daily Star 2021年1月10日付「Mum’s agony as £400 cosmetic injection left her looking like ‘the Elephant man’」(Image: Collect)』のスクリーンショット)

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