美容サロンやクリニックで受けた施術による健康被害は今もあとを絶たない。スコットランドのある女性は美容サロンで顔に美容注射を勧められたところ、まるで別人のような顔にされてしまったという。彼女は現在、施術したサロンを訴え、調査を進めているようだ。『Daily Record』『Daily Star』などが伝えている。
このほどスコットランド在住のサラ・ギブソンさん(Sara Gibson、46)が、美容サロンを相手取って訴訟を起こしていることが『Daily Record』で伝えられ、注目を集めている。
サラさんは2019年にバーウィックシャーにある「ニーシャ・イングリス・エステティック(Neisha Inglis Aesthetics)」で美容注射をしたところ、顔が大きく腫れてしまったという。
それまでサラさんは美容に関してあまり気にかけていなかったが、自分の会社を立ち上げる前に同サロンを訪れ、唇へのフィラー注入、その他3か所のボトックス注射に400ポンド(約5万6000円)を払って施術を受けた。
この時、エステティシャンは口の周りのシワを目立たなくするための美容注射を勧めており、サラさんはそれを受けることにした。しかしその注射は強い痛みを感じ、サラさんは終わった後に鏡で自分の顔を確認したが、なんとなく見た目に違和感があったそうだ。
その数日後、顔が腫れ始め美容注射を打ったあたりに固いしこりのようなものができていることに気づいた。この時サラさんの顔は両方の頰が大きく角張ったように腫れ、まるで別人のようになってしまった。彼女はすぐに同サロンに向かい、症状を確認してもらうことにした。
エステティシャンからは「アレルギー反応を起こしている。フィラーを溶解するためにヒアルロニダーゼ(ヒアルロン酸分解酵素)を注入する必要がある」と言われ、