写真を選んだいきさつをこのように明かした。
「表紙の選択について、正式な合意はありませんでした。2枚の画像が届いた時、私達全員は次期副大統領の少し砕けたポートレートが今を反映していると感じたのです。現在も分刻みで人々の生命を奪っている最も恐ろしいパンデミックの真っ只中であるということをです。」
アナ編集長は『Sway』のインタビューに応じ、ハリス氏を表紙モデルに起用した理由や衣装の選択についてこう説明した。
「次期副大統領が表紙を飾ることを、私達全員が光栄に感じています。これはアメリカの歴史、特に世界中の有色人種の女性にとって歴史的瞬間です。喜びに満ちたお祝いになると感じたからこそ、就任式の時期にこの表紙を作りたかったのです。」
「衣装はすべてハリス氏の私服で、とても素敵に見えます。彼女は確かなセンスの持ち主で、強い自意識を持っています。着るものに対してもね。」
続けてアナ編集長はこの表紙の素晴らしさを述べ、批判する人がいることが信じられないと語った。
「表紙のハリス氏はとてもチャーミングで、リラックスしていて、意外で、凄くリアルです。私はバイデン氏とハリス氏が共感と団結と人々を結び付けることについて話しているのを聞きました。私はこの表紙こそが、そのことを象徴していると感じたのです。」
「とても歓迎的で、楽しくて楽観的な表紙だと思います。この表紙を前向きに捉えられない人達がいるなんて信じられません。私にとって、権力のある女性についての非常に前向きで重要な声明であるように思えます。」
なお今回の『VOGUE』表紙に関する騒動に対し、SNSでは様々な意見が飛び交った。
「アナ、あなたの時代は終わり。才能あるクリエイティブな若者に編集長の座を譲ったら。」
「どの写真を使ったかなんて、どうでも良いんだ。アナは今、副大統領という称号に敬意を払うためにトップの職に就く必要がある。彼女は良い仕事をするよ。」
「雑誌の表紙のために大騒ぎするなんて、どうかしてる。現在、世の中で起こっている他のことを考えて。現実的になってよ。」
画像2、3枚目は『Vogue 2021年1月10日付Instagram「Vice President-elect @kamalaharris is our February cover star!」「“I always say this: I may be the first to do many things—make sure I’m not the last,” says Vice President-elect @kamalaharris.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)