米版『VOGUE』2月号の表紙を飾った米次期副大統領カマラ・ハリス(56)の写真が、物議を醸している。歴史あるファッション誌の表紙でスニーカー姿のハリス氏の写真を起用したことについて、SNSでは「ひどい写真」という批判が殺到したほか、ハリス氏の肌を「白く見せようとしている」といった声や「白人特権だ」とのコメントが相次いだ。
現地時間10日、米版『VOGUE』の公式Instagramが米次期副大統領カマラ・ハリスを起用した2月号の表紙写真を公開した。ダークカラーのジャケットとズボンにコンバースのスニーカーを履いたハリス氏が、グリーンの壁紙の上から流れるピンクのサテン布の上に立ち、優しい笑顔を見せているショットだ。
ハリス氏はキャンペーン中、ジーンズにスニーカーというカジュアルな装いで登場したことが話題になった。しかし『VOGUE』が表紙にカジュアルな装いを起用したことについて、SNSでは「ひどい写真だ。VOGUE誌の基準を遥かに下回っている」「当日の朝に急いで仕上げた宿題みたいで、無礼だ」などといった批判が殺到した。さらにジャマイカ人の父とインド人の母を持つハリス氏の肌を「白く見せようとしている」とのコメントも相次いだ。
米版『VOGUE』2月号では、この写真はハリス氏がハワード大学在学中に所属した社交クラブ「アルファ・カッパ・アルファ(AKA)」へのトリビュートであると説明している。AKAは1908年に設立した歴史上初のアフリカ系米国人によるクラブだ。写真撮影ではクラブの公式カラーであるサーモンピンクとアップルグリーンを背景に使用したという。
ハリス氏の写真は、