イタすぎるセレブ達

writer : tinsight-c-emma

【イタすぎるセレブ達】エルトン・ジョン、マイリー・サイラスも 本名とステージネームにギャップがありすぎるセレブ達

そんな彼の本名は「エリック・マーロン・ビショップ(Eric Marlon Bishop)」という。

コメディ・クラブでブレイクのきっかけを掴もうとしていた若き“エリック”は当時、女性コメディアンの方が男性よりも出番が多く重宝されていた風潮に目をつけ、自身の名前を“ジェンダー・ニュートラル”(性的に中立)な“ジェイミー”に改名することを決意したという。ラストネームは、崇拝するコメディアン、レッド・フォックス(Redd Foxx)から拝借したそうだ。

コメディアンとして成功するため“ジェンダー・ニュートラル”なステージネームを選んだジェイミー・フォックス

■マイリー・サイラス
『シークレット・アイドル ハンナ・モンタナ』で爆発的な人気を集め、ディズニーの秘蔵っ子として活躍したマイリー・サイラス。ディズニーを卒業後は、エキセントリックな言動や個性的なファッションで唯一無二の存在感を放っている。“マイリー”はそんな彼女にピッタリなファーストネームだが、これは本名ではない。マイリーは1992年、「デスティニー・ホープ・サイラス(Destiny Hope Cyrus)」としてこの世に生を受けた。

幼い頃から元気いっぱい、笑顔の絶えない子供だったというマイリーは両親から“スマイリー(Smiley)”と呼ばれていたが、これが後に短縮され“マイリー(Miley)”というニックネームが定着した。

本名は「デスティニー」だったマイリー・サイラス

■ブルーノ・マーズ
キャッチーな歌詞や圧倒的な歌唱力で聴く者の心をとらえて止まないブルーノ・マーズ。“マイケル・ジャクソンの再来”などと称されることも少なくない、世界的エンターテイナーのブルーノが作り出す独特の世界観は、そのユニークなステージネームと見事に融合している。しかしそんなブルーノの本名は「ピーター・ジーン・ヘルナンデス(Peter Gene Hernandez)」、実はいたって“ありがちな”名前である。

「ヘルナンデス」はラテン系のごく一般的なラストネームで、これはプエルトリコ系の父親の名字を引き継いだもの。「ブルーノ」は当時の人気プロレスラー、ブルーノ・サンマルティーノ(Bruno Sammartino)に由来した名前で、幼少期よりパフォーマーとしてこの名前を使用している。昔から「別世界から来た」「この世のものとは思えない」などと形容されることが多かったため、「火星(Mars)から来た」という意味を込め、ティーンエイジャーの頃から「ブルーノ・マーズ」を名乗るようになったそうだ。

ブルーノ・マーズ、“規格外”な自身にピッタリのステージネーム

ユニークなステージネーム誕生の影には、このように各自思い入れのあるエピソードが見え隠れするが、便宜上の理由で止むを得ず名前を変更したセレブもいる。叔父が著名な映画監督フランシス・フォード・コッポラである俳優ニコラス・ケイジは自身の血縁関係を隠すため、後に名字を「ケイジ(Cage)」に変更した。「Cage」はニコラスの好きだったスーパーヒーロー「ルーク・ケイジ」から拝借したものだそうだ。ジェニファー・アニストンの父親は、発音が難しい上にギリシャ系のエスニックな名字「アナスタサキス(Anastasakis)」では役をゲットする際に支障をきたすとして、のちに名字を英語風「アニストン(Aniston)」にアレンジ、ジェニファーもこれをそのまま受け継いでいる。

(TechinsightJapan編集部 c.emma)

素性を隠すため“ケイジ”姓を名乗っているニコラス・ケイジ

エスニック性が強すぎる名字を英語風にアレンジしたジェニファー・アニストン

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