ラッパーとしてだけでなく、実業家としてもキャリアを積み上げているカニエ・ウェスト(43)。自身が経営するファッションブランド「Yeezy」人気も高く、経済紙『フォーブス』による2020年度版「世界で最も稼ぐセレブ」ランキングでは、コスメブランド「カイリー・コスメティクス」を展開する義妹カイリー・ジェンナーの5億9千ドル(約611億円)に続く、第2位の1億7千ドル(約176億円)を記録した。そんなカニエはゲーム業界への進出を検討していたようで、大手ゲーム会社「任天堂」との共同プロジェクトを持ち出したものの断られてしまったという。米国任天堂(Nintendo of America)の元最高責任者レジナルド・フィサメィ氏(Reginald Fils-Aimé)が、カニエとの数年前の対談内容について明かした。
ゲーム好きなら誰でも聞いたことがある任天堂と言えば、「スーパーマリオ」シリーズや「どうぶつの森」シリーズを生み出し、コロナ禍では自宅待機の影響で「Nintendo Switch」が爆発的な売り上げを記録した大手ゲーム制作会社である。このほど米国任天堂で社長兼最高執行責任者を務めたレジナルド・フィサメィ氏が、ポッドキャスト『Talking Games with Reggie and Harold』にて大御所ラッパーのカニエ・ウェストから共同プロジェクトのオファーを受けていたことを明かした。
「カニエはビデオゲームのコンテンツについて研究しており、その内容に対する評価を求めていました。彼は我々のところにやってきて『任天堂と一緒に仕事がしたい』と提案してきました。」
数年前に開催された世界最大のゲームショーケース「E3」を訪れたカニエは、