マツコ・デラックス(48)は5年前のある情報番組で、民放テレビ局の上層部に対し「テレビという産業が廃れないために」広告の仕組みなどを含め、あらゆる面で検討し直して欲しいと真剣に訴えてきたと明かしたことがある。それは若者だけでなく、中高年の間でも自由な時間に映画やドラマを楽しみたいという層は確実に増え、年代を問わずテレビ離れが進んでいることへの危機感からだった。しかし現状はあまり変わっておらず、昨今は子ども達もテレビよりもYouTubeに夢中になっている。このままテレビは本当に廃れてしまうのかと思っていた矢先、マツコの前に“テレビの未来を開拓してくれる人”が現れた。それは今年上半期、コロナ禍でもテレビの出演本数が112本とブレイク中、YouTuberでタレントのフワちゃんである。
人気YouTuberのフワちゃんがテレビに出始めた時、「こういう人がテレビに興味を持ってくれた」と嬉しくなったというマツコ・デラックス。彼女の動画もよく見ていたので、フワちゃんこそが“新しい時代のテレビを作ってくれる”と、衰退するテレビ業界に現れた希望の星だと期待をかけているのだ。2020年後半もフワちゃんの人気は衰えず、体を張ったロケや食レポ、情報番組のコメンテーターとあらゆるジャンルの仕事に挑戦している。
2019年4月放送の『ウチのガヤがすみません!』(日本テレビ系)で、指原莉乃(27)が注目するYouTuber芸人として紹介したのがきっかけで各局のテレビ番組に呼ばれるようになったフワちゃん。あっという間に人気者になり各局のバラエティ番組に引っ張りだことなったが、このことにマツコは手放しで喜ぶ気になれなかったという。ぜひフワちゃんといろいろ話がしたい―と思っていた矢先、