7月18日に急逝した三浦春馬さんの所属事務所が9月、所属アーティストや関係者に向けたネット上の誹謗中傷などに対して発信者情報開示請求も活用して責任を追及するとの声明を公式サイトに掲載した。そこまでネット上での辛辣な批判コメントが問題視されるようになった昨今、有吉弘行とマツコ・デラックスがテレビ番組で話した持論が視聴者から「まさに正論」と共感を呼んでいる。
10月30日放送のトークバラエティ番組『マツコ&有吉 かりそめ天国』(テレビ朝日系)で、視聴者による「ネットで怒る人が多い。よくそんなに熱量をもって怒れるものだ。皆他人のことを気にすぎでは」という声を紹介したところ、有吉弘行が「怒ってるのではなく憂さ晴らししているだけ。自分より下の奴を見つけたいだけ」と切り出してトークに火がついた。
有吉は2010年にTwitterを始めており、当初は一般のフォロワーと納得がいくまでやりとりしていたが、しつこく批判を続ける相手がいて「あれ? まともじゃないぞ。なるほどそういう人だ」と気づいたときから一般のコメントには返信するのをやめたという。そうした体験をもとにネット上の批判コメントにはいろいろと思うところがあるようだ。
批判コメントする人の心理を「怒ってるんじゃない。いじめたいだけ」という有吉の持論に、マツコもうなずいて「そんなに関心がないのに『私は怒ってるんです』『正義感で動いてるんです』と言いたいような感じ」と補足していた。
有吉によると最近は「不快!」や「ショック受けました」などと批判するのが流行っており、テレビを見て深い考えもなく反射的に「不快!」とコメントするような風潮だという。
しかしもし有吉が「マツコさん不快だな」と発言したものなら、そうした人たちが自分も「不快!」と批判したのを棚に上げて有吉を散々に叩くことだろう。そこまで分かっている有吉は、批判する人たちが自分の都合が良いように方向性を安易に変える姿勢を「ダブルスタンダード」だと指摘した。
ある時、有吉が「不快!」「謝れ!」など批判コメントを繰り返す人のTwitterアカウントを遡って見たところ、