英国出身の人気俳優ヒュー・グラント(60)がこのほど『Los Angeles Times』のインタビューに応じ、ある映画が大コケしハリウッドを干された過去や幼い子供達とのロックダウンの現状を語った。
映画『モーリス』(1987年)などに出演し日本でも人気を集めたイギリス出身の俳優ヒュー・グラント。端正な顔立ちや漂う気品が世の女性を虜にし、世界中で“正統派美青年”“貴公子”などともてはやされた。近年は“超ナルシストな勘違い男”や“くたびれた中高年”をシニカルに、時にコミカルに演じて全盛期とは違った魅力を放っているが、そんなヒューには過去およそ7年間にわたりハリウッドから“干されていた”期間があった。
「僕がハリウッドに嫌気がさしたんじゃなくて、ハリウッドの方が僕を見限ったんだよ。」
「サラ・ジェシカ・パーカーと共演した映画が大コケしちゃったからね。」
『Los Angeles Times』のインタビューでヒューがそう語ったのは、2009年のラブコメ映画『噂のモーガン夫妻』(原題:Did You Hear About the Morgans?)のことである。ヒュー&サラの豪華初共演で話題を集めるも、結果は酷評の嵐。製作費5800万ドル(約60億円)が投じられた同作だったが、アメリカ国内の興行成績はその半分、2900万ドル(約30億円)という散々な結果に終わってしまった。
80年代からほぼ休むことなく第一線で活躍し続けるも、ドリュー・バリモアと共演した『ラブソングができるまで』(原題:Music and Lyrics、2007年公開)を撮り終えた後くらいから、次第にハリウッドでの仕事に嫌気がさすようになってしまったというヒュー。そんな心構えが態度に現れていたせいか、