乗用車を運転中にバイクに衝突し、2人に重軽傷を負わせて立ち去ったとして自動車運転処罰法違反(過失傷害)と道交法違反(ひき逃げ)の疑いで29日に逮捕された俳優の伊藤健太郎が、30日夜に留置先の東京湾岸署から釈放された。東京地検は逃亡や証拠隠滅の恐れがないと判断し、伊藤の勾留を請求しなかったという。
伊藤健太郎の所属事務所は30日、公式サイトなどで釈放を報告し謝罪した。その上で「今後の伊藤健太郎の活動につきましては、本件の推移を踏まえ、あらためて皆さまにご報告させていただきます」と説明している。CMや映画、舞台、ドラマを含むテレビ番組への影響は計り知れず、一部のスポーツ紙では「伊藤容疑者サイドの負う損害賠償は少なくとも5億円以上になる」と報じているが、「彼(伊藤容疑者)の事務所はそんな大きくないのに、違約金は払えるのか?」と『バイキングMORE』(フジテレビ系)総合MCの坂上忍が心配をしていた。違約金を一旦事務所が肩代わりするケースが多く、2013年の不倫騒動で大手企業のCMが打ち切りなった矢口真里は分割で事務所に支払っているという。
30日放送の『バイキングMORE』によると、伊藤は今年全国放映のCMは7本だがローカル放映も含めると計14本のCMに出演していたそうだ。西川研一弁護士によれば、CMの出演契約の中に「私生活においても問題を起こさないように」とおそらく入っているので、その条項違反ということで損害賠償の問題になってくるとの見解を示している。
坂上は14本というCMの数にも驚いていたが、