ピージェー君は祖母を車に乗せて自宅まで戻ると、車庫に車を入れた。そして家の中から糖衣錠の包みと甘いクラッカーを探してきてアンジェラさんに手渡した。
アンジェラさんは「全く驚いたのなんのって。まだ11歳のあの子は、まるでプロのドライバーのように落ちついて車を運転したのよ。それも車をぶつけたり縁石に乗り上げたりすることもなく、狭い私設車道に車を入れて駐車したの」と興奮気味に語った。
実はピージェー君、祖父に頼まれて広い庭で車を移動させることが何回かあったそうだ。それでもアンジェラさんは「公道を一人で運転したことは初めてなのに、あんな運転ができるなんて大したものよ。ピージェーには本当に感謝しているわ」と孫を称えている。
なおピージェー君は今月2日に12歳の誕生日を迎えており、アンジェラさんは「『ピージェーは『お礼なんていらないよ』って言うんだけどね。やっぱり嬉しくてね。少し早かったけど、誕生日のお祝いも兼ねてピージェーが大好きなカニの足を食べにいったのよ」と明かした。
一方のピージェー君は、「うちには車が3台あるのに、どうしてメルセデス・ベンツを選んだの?」との質問に「車の鍵が一番近くにあって、最初にその鍵を見つけたからさ」と答えたという。アンジェラさんは「さすがにベンツを運転している孫を見た時はびっくりしたけど、ピージェーは私の守護天使 (Guardian angel)だからね。そばにいてくれて本当に良かったよ」と笑った。
ちなみに孫の運転に感心したアンジェラさんは、ピージェー君が自宅周辺でハンドルを握る姿を動画に収めている。しかしながらこれは広い敷地を持つ一家だからできること。ピージェー君が本免許を取得できるまでは、あと4年待たなくてはならないそうだ。
画像は『11Alive.com 2020年9月1日付「11-year-old jumps behind the wheel to save grandma suffering medical emergency」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)