9歳といえば小学校3、4年生で幼い子供というイメージだが、このほどアメリカから父親の命を救った勇敢な9歳少年の話題が届いた。少年はとっさの判断で海に飛び込んだまま水面に上がってこない父親を救出し、多くの人からヒーローと称賛されている。『Pensacola News Journal』『People.com』などが伝えた。
米フロリダ州ペンサコーラのクワイエット・ウォーター・ビーチで今月1日、近所に住むジョシュ・ウィリアムズさん(Josh Williams)一家が海水浴に来ていた。日が暮れてきた頃、一家は最後のひと泳ぎをするためにビーチの近くにあるサンタ・ローザ・サウンドの浜辺へと移動した。
そこでジョシュさんと9歳の息子アサーイ君(Asaih)が一緒に泳ぐこととなり、妻のオードリーさん(Audrey)は岸から15メートルほど離れた場所で2人の幼い子供の世話をしながら待つことにした。
ジョシュさんとアサーイ君はフェリーが停泊する水深15フィート(約4.5メートル)の場所から浅瀬に移動し、岸から勢いよく海に飛び込んだ。しかし日没後で周囲がよく見えなかったせいか、飛び込んだ場所は2人が想像していたよりも浅瀬だったのだ。
先に足から飛び込んだアサーイ君に続いてジョシュさんが頭から飛び込んだところ、身体を動かすことができなくなってしまった。アサーイ君はなかなか水面に上がってこない父親のことが心配になって近寄ったところ、うつ伏せになって浮いているジョシュさんに気づいた。
アサーイ君は自分より体重が100ポンド(約45キロ)も重いジョシュさんの身体を仰向けになるようひっくり返し、