米ワイオミング州で、子供が犬に襲われる悲しい事故が起きた。90針を縫う怪我をしながらも犬から妹を守り抜いた6歳の勇敢な少年に称賛の声が集まっている。『The Sun』『7NEWS.com.au』などが伝えた。
ニコル・ウォーカーさん(Nicole Walker)によると今月9日、甥っ子のブリッジャー・ウォーカー君(Bridger Walker、6)が妹といたところに犬が近づいてきた。ブリッジャー君はとっさに妹の前に立ちはだかったが、犬はブリッジャー君に襲いかかって頭や左頬に何度も噛みついたという。ブリッジャー君は大怪我をしながらも妹の手を引き安全な場所へ誘導して、2人はなんとか犬から逃げることができた。妹には傷一つなかったそうだ。
ブリッジャー君はのちに「どちらかが死ななければならないなら、僕であるべきだと思ったんだ」とニコルさんに語ったという。
病院に運ばれ形成外科医によって治療を受けたブリッジャー君だが、頭と左頬に計90針を縫う大怪我だった。しかし命に別状はなく、現在は自宅にて療養している。
この事故を受けて13日、叔母のニコルさんが自身のインスタグラムにブリッジャー君の勇敢な行動を称えて甥っ子へのサポートコメントを募集したところ、これまでに107万件の「いいね!」と3万4千件以上のコメントが集まった。
またニコルさんは「今日ブリッジャーを訪ねたの! 傷はとてもよくなっているわ」「彼は元気で、素晴らしい彼の内面はそのままよ」とブリッジャー君の怪我が良くなっていると報告。インスタグラムに届いた励ましや称賛コメントをニコルさんが読み上げると、