結合双生児としてメキシコのベラクルスで誕生したカルメンさんとルピタ・アンドラーデさんが6月5日、20歳の誕生日を迎えた。産まれた際に「3日もてばいいでしょう」と言われたにもかかわらず、2人は2年前に農業高校を卒業。現在は獣医看護を学ぶため、コミュニティ大学に通っている。『Distractify』『Mirror』などが伝えた。
米コネチカット州ニューミルフォードで父母と姉(24)と一緒に暮らしているカルメンさんとルピタ・アンドラーデさんは、肋骨の一部、循環系器官、消化器官、生殖機能を共有している結合双生児だ。それぞれが頭、心臓、2つの腕、肺、胃を持っているが、多くの臓器を共有している2人は「分離手術は行わない」と決めている。
家族はメキシコの医師に「長くて3日の命。分離手術をした場合、一生を集中治療室で過ごすことになるか、2人とも亡くなる可能性が高い。ただ分離手術をするのであれば、どちらか1人を選ぶように」と言われたそうで、一家は2人が2歳の時に最先端の医療を受けさせようと、チャリティ団体のサポートを受けアメリカに移住した。
2人は「今住んでいるのは人口3万人ほどの小さな町なの。大好きな友達もたくさんいるしとても気に入っているわ」と語っており、「身体こそ共有しているものの、私たちは全く違う2人の人間。普通の姉妹のようにけんかもする。ただ幼い頃のように、髪の毛をひっぱったり、噛んだりすることはなくなったわね。どうしても話をしたくない時は、2人でヘッドホンをつけるのよ」と笑う。お互いを分析し合う2人によると、