インド中央部マディヤ・プラデーシュ州で今月23日、頭が2つと腕が3本あり、臓器を共有する結合双生児が帝王切開で誕生した。両親は産まれた赤ちゃんにショックを隠し切れない様子だが、父親は「双子は私たちの子。愛を注いで育てていく」と前向きに捉えているようだ。『Metro』『Mirror』『New York Post』などが伝えた。
結婚して1年半になるマディヤ・プラデーシュ州バソーダ在住のバビタ・アーリワーさん(Babita Ahirwar、21)とシング・アーリワーさん(Singh Ahirwar、25)に今月23日、待望の男の赤ちゃんが誕生した。妊娠35週の検診で医師から双子と聞いて喜んでいた2人だが、誕生した赤ちゃんを見て愕然とした。
赤ちゃんには頭が2つ、腕が3本あり、腕の1本には手が2つ付いていたのだ。『New York Post』によると、医師らは双子が結合していることに気付いていたが、出産まで両親には伏せていたという。
地元病院のスレンドラ・ソンカー医師(Surendra Sonkar)は「双子は臓器を共有しており、私もこれまでに見たことがない非常に珍しいケースです。特に心臓を共有しているため、長く生きることは困難と考えられます。誕生後は集中治療室でケアを受けていましたが、現在はより設備の整った同州ボーパールのハミディア病院に転院し、今後の対応が検討されています」と語っている。
日雇いの仕事をして生計を立てているシングさんは、