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大事な絵画を台無しにされてしまったことで修復した業者を告訴する予定という。
ちなみに『Metro』によると、家具の修理業者が修復作業を行ったと伝えており、アートコレクターは家具や鏡などの装飾品の修理を依頼した業者に一緒に絵画の修復も依頼してしまったようだ。
スペインの芸術保存・修復協会(Acre)の元会長であり、ガリシア文化遺産保存修復学校の教授でもあるフェルナンド・カレラ氏(Fernando Carrera)は、今回の修復業者について次のように訴えた。
「彼らを修復士と呼ぶべきではないと思います。はっきり言って芸術品を台無しにする専門家だ。彼らは物を破壊しているんですよ。考えてみてください。人に手術をすることが許されているのは誰ですか? 薬剤師の免許がなくても薬を販売することってできると思いますか? あるいは建築家じゃない人が建物を建てるって想像できます?」
そして専門の訓練を受けていない業者が修復の仕事を請け負い、場合によって絵画などが修復不可能な状態にされてしまうケースも多いとし、「私たちの遺産を守るためにも法改正が不可欠である」と語気を強めた。
今回被害にあったアートコレクターは、問題の絵画の修復を訓練を受けた他の修復士に依頼したとのことだ。
画像は『Mirror 2020年6月23日付「Horror as ‘bodgers’ ruin historic painting of Virgin Mary during ‘restoration’」(Image: Coleccionista)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)