このほどヴィクトリア・ベッカムが、英国内のファッションスクール卒業生らから寄せられた様々な質問に答えるQ&Aが行われた。英チャリティー団体「Graduate Fashion Foundation」主催によるこのQ&Aの内容は現地時間13日に英紙『The Guardian』に掲載され、ヴィクトリアのざっくばらんな回答やアドバイスが注目を集めた。
1990年代に女性アイドルグループ「スパイス・ガールズ」の“ポッシュ・スパイス”として活躍したヴィクトリア・ベッカム。元サッカー選手デヴィッド・ベッカムの妻であり3男1女の母でもあるヴィクトリアは、ファッションブランド「Victoria Beckham」で洋服やバッグ、アイウェアなどを手がける傍ら、昨年秋にはコスメブランド「Victoria Beckham Beauty」もローンチ。アイドルグループのメンバーから華麗な転身を遂げた女性として知られる。
そんなヴィクトリアがこのほど、今年度ファッションスクールを卒業する学生から寄せられた様々な質問に回答、これからファッションの世界に飛び込む若者達に向けてアドバイスやエールを送った。そのなかから興味深いQ&Aを一部抜粋してご紹介したい。
―ブランド名に「Victoria Beckham」を選んだ理由は? 他に名前の候補はありましたか?
「私にとって、ブランド名はどうしても『Victoria Beckham』じゃなくちゃダメでした。自分の名前に対して、世間からは(アイドル出身という)先入観が抱かれていたことはわかっていたけれど、それを覆してやろうっていう心の準備はできていました。他のブランド名は考えることもなかったです。」
―コレクションのインスピレーションはどこから?
「私はこれまでたくさんの場所を旅する機会に恵まれてきました。だから今まで訪れた場所からインスピレーションを得ることが多いですね。今後は(パンデミックの影響で)旅をする機会は減るでしょうけれど、ロンドンの『テート・ブリテン』やニューヨークの『フリック・コレクション』のような美術館がお気に入りです。」
―アイディアに行き詰まることは? そういう時はどうやって前へ進んでいますか?