みのもんたが、番組スタート時から司会を務めてきた『カミングアウトバラエティ 秘密のケンミンSHOW』(読売テレビ制作・日本テレビ系)を勇退した。3月26日に2時間の拡大枠で放送された『秘密のケンミンSHOW みのさん大慰労会SP!!』は彼が久本雅美とのコンビで13年間にわたり、県民の皆さんを通して「笑」「人情」「涙」「美女」「酒」という様々な角度からお茶の間を楽しませてくれたことを振り返るものだった。そんなみのもんたについて、アナウンサーの先輩である岩佐徹さんがブログで「老兵 もんたが去った~放送史に名前を残したね~」とこれまでの紆余曲折を回想した。
岩佐徹さんは1963年にフジテレビへ入社してアナウンサーとなり『3時のあなた』、『スター千一夜』など人気番組を担当した。みのもんたは1967年に文化放送へ入社、アナウンサーとして人気ラジオ番組『セイ!ヤング』で初代パーソナリティを務めた。1979年に文化放送を退社した後、フジテレビから声がかかる。
岩佐さんが神宮球場でヤクルトの練習を見ていたところ、若者がやって来て丁寧に頭を下げ「文化放送のミノリカワです。よろしくお願いします」と挨拶したのが1960年代の終わりだった。
文化放送を退社したみのもんたは苦労の末、1980年にフジテレビ『プロ野球ニュース』で土曜・日曜の司会者という仕事をもらった。岩佐さんはその頃の印象を「たぶん“気合”は入っていなかったと思う」と明かしている。
報道局から異動して『プロ野球ニュース』のデスクになった岩佐さんは、みのが生放送でさりげなく髪をかき上げたのを「銀座のお姉ちゃんにでもサインを送ったのだろう」と見抜き、