みのもんたが29年ぶりにテレビ『笑っていいとも!』に出演してタモリとの再会を懐かしんだ。誕生日が同じでお互いに司会者となった不思議な縁の2人だが、性格はずいぶん違っており、「あまり人間が好きじゃない」というタモリに対してみのは交際範囲も広く「人が好きだ」という。そんな話で盛り上がるうちに、みのが以前の総理大臣と飲んだ時のエピソードを披露すると、タモリも驚いていた。
フリーアナウンサーやタレントとして活躍する、みのもんたが5月6日の『笑っていいとも!』のテレフォンショッキングに出演した。タモリはともに8月22日生まれでみのもんたが1年先輩だという関係を紹介。亡くなった土居まさるさんも同じ誕生日であることから「8月22日生まれは司会者が多いのかな?」と2人とも感心していた。
みのもんたが1984年7月12日に出演した時の写真が紹介されると、彼はパンチパーマで若々しい29年前の自分を見て「こういうのが出るから出演したくなかったんだよ」と大照れしていた。その当時にタモリは飲みに行った店でみのと顔を合わせたことを「飲み方が元気ですよね!」と思い出す。みのは有名な野球選手と飲んでいたが「野球選手よりも元気だった」とタモリもそのパワーに感心したのだ。
そんな関係にある2人だが、タモリが「俺はこんな仕事をしているけど、本当は人づきあいが悪い」と明かすと、逆に交際の幅が広いみのもんたは「政治家とも全然つきあいにくくはないが、自分のペースでなければ嫌だ」という。さらに彼は「当時の総理大臣から『会ってお話がしたい』と声がかかった」とある日の出来事を明かしたのだ。
「僕の行きつけの店ならば」という条件で、みのはその時の首相と酒を飲んだのである。その翌朝、彼が新聞で首相の一日の行動を記載した箇所を見てみると、首相は“蓮舫と飲んだ”ことになっていた。みのは当時を思い出して「私の名前が“蓮舫”になっている。参りましたよっ!」と話しており、かなりショックだったことが分かる。
タモリも驚いて「消してるの?」と確認すると、「消してるの」とみのも頷いた。「なんで、消すのかねえ?」、「都合が悪いのは違う名前にしているなんて、失礼だよね」と2人とも納得がいかないようだ。やがて、タモリは「なんで都合が悪いのか? (みのもんたが)ひらがなだからですか?」と想像して「俺なんか、その下のカタカナだからね」と自虐的に笑っていた。
新聞に掲載された“蓮舫と飲んだ”という情報も事実だったのかもしれないが、みのもんたと飲んだことに触れられていなかったことは確かなようだ。彼は一緒に飲んだ当時の首相について「名前を言いたいくらいだよ」というほどその事を強烈に覚えているのだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)