東日本大震災から9年となる令和2年3月11日、日本テレビでプロデューサー及びディレクターを務める栗原甚氏がTwitterで当時を振り返った。2011年(平成23年)3月11日、14時46分頃に宮城県牡鹿半島東南東沖130キロメートルを震源とする大きな地震が発生。東北では津波による被害と原発事故による未曾有の事態が明らかとなっていくが、首都圏でも震度5弱以上の強い揺れを観測しており大きな被害があった。「あの日は27階で仕事していて、物凄く揺れたのを覚えている」という栗原氏は、東北の被災地に向けて中居正広がとった行動を回想した。
あの頃は被災地の光景が連日テレビで放送されて、日本全体が重い空気に包まれた。栗原甚氏が日本テレビ系の報道型バラエティ番組『中居正広のザ・大年表』(2012年10月3日終了)の収録が延期となったことを振り返るように、芸能界や音楽界、さらにはスポーツ界すらどのように活動すればよいか分からない状況だったのである。
そんな自粛ムードが広がるなか、中居正広はジャニーズ事務所に内緒で被災地に向かい炊き出しを行ったという。栗原氏は「避難所に何を持って行ったら喜ぶかを、みんなで考えた」と回想しつつ「3月11日は、いろいろなことを思い出す」と感慨深げにつぶやいた。
彼の投稿には「事務所には内緒でも、栗原さんはじめ沢山の周りの方にご協力頂いていたのですね…」、「栗原さんも中居くんと考えてくれた1人だったんですね。福島が田舎の私からもお礼を言わせてください。ありがとうございました。あの日の事は忘れられませんよね…忘れちゃいけないとも思います」などの反響があった。
2011年4月7日に中居正広が極秘で福島県内の避難所を訪れて、