「国際女性デー」は決して女性だけにフォーカスした日ではなく、性別に関わらずすべての人がその意義を考える日であると語り、次世代を担う人々にも男女平等のために闘った先駆者達の思いを受け継いでいく責任がある―と熱弁した。
また男子生徒達に対しては、母親や姉妹、ガールフレンド、友人など自分の人生に関わる女性達を大切にし、彼女達が平等に評価され、安心して暮らしていける社会を創ることに貢献してほしい―と思いを伝えた。そして最後は、
「一年を通じて毎日が『国際女性デー』だと思えるような社会を作っていきましょう。」
と全員に呼びかけた。
この日は図書室やアートスタジオを訪れ生徒達と交流、彼らが携わっているプロジェクトの視察も行ったメーガン妃。学校訪問の様子は公式Instagramにも公開されており、妃の登場に歓喜する生徒達の様子や大勢の生徒達に囲まれる妃の姿がある。モノクロ写真のなかには在校生徒達とともに胸の前で両腕を曲げ、男女平等を表す“イコール”サインを作るメーガン妃の姿も見て取れた。
「自分は取るに足らない存在である、あるいは格差社会の底辺にいると感じても、そしてたとえどんな肌の色、性別であっても、あなた達は声をあげることができます。」
「皆さん1人1人に、正義のために声をあげる権利があるのです。」
およそ50年前に英国の小さな街で起きた運動を例に挙げ、若い世代にこう呼びかける妃の姿には称賛の声が多数集まっている。
まもなく王室を離脱するメーガン妃だが、たとえ“ロイヤル”という立場を離れても、その絶大な影響力で今後も引き続き若い世代のロールモデルとして注目を集めていくことだろう。
画像は『The Duke and Duchess of Sussex 2020年3月8日付Instagram「50 years ago, women in Britain won the right to equal pay.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 c.emma)